歯並び、虫歯において、遺伝はあるのか
という質問に、母親の親、その子と
三代に渡って、歯科治療が全くされていない
場合には、その遺伝子を認める
ということから、口腔の指導、
その次の、子に生まれる子どもたちには、
脈々と遺伝しますが
一度でも、この連鎖を崩す場合には、
この遺伝子は、伝わらないとして良いのです。
ですから、この写真で、左側が母親
右側が子供さんです。
子供さんは、三歳から、ずっと診てきましたが
お母さんに、多少の歯周病は、ありましたが
全く虫歯の治療すら存在しないので、
虫歯の養母は、行わずに、歯並びのトレーニングと
歯周病の予防の口腔管理だけを
行ってきました。
このお母さんの、お母さん。つまりおばあちゃんは
94歳で亡くなりましたが、前歯に
金歯が一本、虫歯の治療ではなく
当時の飾りとして、入れられていましたが
全部の歯が、存在しました。
しかも、歯並びは良いのです。
亡くなる前に、確認ができたのです。
いまや、一万人に一人と言われる
歯並びと、虫歯にも
歯周病にもならない遺伝子
この遺伝子は、唾液だけでなく、
口腔周囲の筋群
そして姿勢にも大きく関係します。
もちろん、ここまで良い遺伝子をもつ家族は
(お父さんは、この遺伝子の影響は受けていませんので、
同じ生活を送ると、お父さんの歯は、ほとんど入れ歯になります)
母子感染の良い細菌の感染と、
良い歯並びの細胞の遺伝子を受け継ぎ
生活習慣も、違いますので、
その生活習慣が、この母と子には
良い条件になるのです。
ただし、その生活習慣は、
遺伝子で勝ち取ってきた習慣ですので
一部を真似しても、良い習慣とは言えないのです。
呼吸、姿勢、態度、食べ物、食べ方、橋の使い方まで
など、すべての習慣を真似すると
本当に他の人々にとっても
良い習慣になるのです。
お母さんが、今まで虫歯の治療がしてあれば
そして、そのお母さん、子供にとっては、
おばあちゃん(母方であの、父方は、関係ありません)
が、虫歯もなく、健全な歯であれば
次の子供さんも、虫歯にはならない、
生活習慣を獲得する可能性が高いのですが
一度でも、小さな虫歯などを
進行しないのに、治療をしてしまうと。。
この遺伝子は、伝わらなくなると言われます。
そのために、万人向けなのは、歯が生える前からの
予防の知識と、歯科医院への通い方
が予防になります。
遺伝子、親子三代
大事なキーワードになります。