ごく普通に飲ませている授乳姿勢
実は、母乳も同じなんです。
今回奈良県歯科医師会で2月28日(日)に講演させていだきます。
ぜひ、近隣の歯科医師の先生方は、ご参加ください。
きっと、未来の予防の姿が見えることと思います。
子供はゼロ歳から成長に合わせて
呼吸、嚥下の姿勢が変わってきます。
この子供さんは生後10ヶ月
乳歯も前歯が生えてます。
もうすぐ、立ち始めます。
以前にも出させていただいた
成長曲線
この時期をよく見ると。
まだまだ、丸く抱いてあげる時期ですが
成長としては、捕食では、
前に上体を傾け飲み込み始める時期
捕食とは、
捕食(ほしょく)とは、生物が餌となる対象の動物を捕らえて食うことである。狭義では肉食動物が餌となる対象の動物を捕らえて殺し、食うことを指す。
子どもたちが成長の途中で、おっぱいという与えられる流動物から、自ら食べ物を取って食うという姿勢に入る時期です。
私達歯科医師は、この捕食を教える時期を生後4ヶ月から一歳半を重要視します。
なぜなら、呼吸と嚥下がしっかりできる様にする
将来の病気になりにくいプログラムをつくり上げる最善の時期と理解しているのです。
歯科医療の中では、昨今では
歯並びの悪さも、虫歯も、歯周病も
立派な呼吸と嚥下に関わる、免疫力に関わる筋群
つまり免疫力に関わる筋群、そしてその筋肉活動の異常が起こる姿勢り継続によって
内蔵、骨格の問題を起こす原因であり、口腔内はその結果でもあると捉えています。
今まで、日本でも言われては居ましたが
国家の方向性が予防ではなく、治療
予防ではなく、早期発見、早期治療という
予防とは全く方向性の違う医療体制が正当な医療として行われてきて
保険治療という、病気が増えると、収益が上がるというシステムを創りだしてしまいました。
1970年台に欧米諸国
特に北欧は、この方向性が
病気を作り、その治療法が新たな病気を作り出すというメカニズムが
相対的な大きな原因になっているということで
医療体制を、一気に予防へとシフトさせました。
その結果、人生観も、環境に対する方向性も変わってきました。
結果として、病気の治療費は、凄まじく高く
そのために、予防は15歳まで、国で管理する・・つまり管理するということは
国民に予防を義務化して、国民を守るという方向性を作り上げたのです。
寝たきりという言葉を無くし
健康年齢と死亡年齢がほぼ一致するのも
同じ長寿国でありながら大きく違うところです。
寝たきりが居ないのですから
老人ホームという概念すら要らなくなりました。
予防を15歳まで義務化することで
継続して歯科医院に予防のために通うという習慣を作ったのです。
結果は、
1970年台には、国民の30%が入れ歯、インプラントで
成人の80%近くが歯周病であったのが
1999年には、新たな入れ歯がほとんど無くなり
歯周病は定期的なプロフッェショナルなトリートメントと
家庭でのトリートメントで全身疾患が強い場合以外には
問題なく、生涯自分の歯で暮らせることがわかったのです。
そして、入れ歯の人口はたった3%になり
2010年には、0.3%以下になり、インプラントの需要も殆どなくなったのです。
日本の老後という概念は、働けなってからのお金と病気の問題を説いていて
北欧が行った人生を謳歌するための義務化した予防という方向性とは全く逆の
高齢者の生活をおくることになったのです。
ゼロ歳から始まる予防
抱っこ紐一つでも
スウェーデンが産んだ
ベビービョルンのオリジナルは、
生後間もない子どもたちの
頭と頚椎、股関節を守る設計になっていることを
多くの人々はご存じない
日本で、世界で、始めて将来の歯並びのために
30年以上
ゼロ歳から、マイナス0歳から生涯の姿勢教育を
取り入れた診療を行ってきたのが
私のようです。
この国に治療のあとの二次予防ではなく、
歯の生え始めからの一次予防
そして母体内からの、妊娠前からのゼロ次予防
が問われる時代になってきました、
予防を定着させるために
予防を治療よりも魅力のある医療にするために
私も、もうちょっと頑張らせていだきます。