日本に来て、5年、何件も歯科医院に通って、治らなかったアメリカ人の方の顎関節症が
たった数分の後ろ歩きと、歩き方の指導で..うそのように良くなってしまった理由は・・
呼吸と飲み込みの姿勢の原点です.
この写真は、かなり以前のかわべ歯科だと、30年近く通っていらっしゃる方は、わかると思います。
診療室の天井には、青空の絵がかかれ、全体が、明るいグレーで構成されている
エンヤの音楽が合う歯科医院というコンセプトで、医院の雰囲気を変えた時です.
(医院を時代に合わせたコンセプトで作り上げという趣味の世界のかわべ歯科でした.)
かわべ歯科は、昭和59年に開業して、それから大きな改装が、4回。壁紙とかのリニューアルは
他に十数回
一回目の全面改装の後の写真です。
この写真は、動画の中の1シーンですが、
後ろに歩いてもらっています.
上体を前にして、手と足は、同じ方向で、まるでナンバ歩きのように動かすと
つま先だけで後ろに歩いていきます.
かかとがついてしまうと、後ろ歩きは、まっすぐには歩けないのです.
そのときに目線は、まっすぐ、基準点を向いてもらい
笑いながら、後ろに歩いてもらいます.
そして前に、普通に歩いてもらいます.
繰り返して数分
口も大きく開ける様になり、痛みも無くなりました.
この方の問題は、周りの日本人にあります、
椅子にどっぷり腰掛け、
足を投げ出し、坐骨から背中が後方に丸まり
体を丸めて、顎だけを前に出している
そしてメガネをかけて..
メガネを外すと、目がちっちゃくなるのです
これが彼女が話してくれた日本人
この人達が..全部学校の先生・・
つまり彼女は英語の教師だったのです.
だから日本語がうまい..
姿勢の良い日本人だと聞かされて日本に来たのに
日本人の姿勢が最悪で
この姿勢を学ぶことで、病気になってしまっていたと
理解したのです.
そして彼女が言ったのが
オリエンタルマジック..
と私の治療法をのべたのです.
でもここで、私は治療を行ったのかということですが
診断、そして行動、見直し、結果という予防での子どもたちに対しての
成長のサイクルを作り上げただけです.
問題は、彼女がアメリカ人で、姿勢が悪くなく
歯並びもよく、
いわゆるかみ合わせも良いということです.
その問題の解決に咬み合わせ治療ということは
全くのナンセンスです.
彼女が言うには、
この様な状態では
今までも、アメリカでも
器具を入れたり、歯を削ったりして被せたりするということです.
それを、こんな事で治ってしまうなんてと..
紹介された先生からも、お喜びの電話を頂きました..
が..彼女はアメリカにすぐに帰りました.
懸命な判断だと思います.
日本人は世界一歯並びと口腔の悪い民族だと
彼女から再認識いたしました.
ゼロ歳からの機能をその年令とステージに合わせて
予防的に知識と指導を行う歯科医院がここから始まったのです.