皮膚反射を体験してもらうのも姿勢咬合セミナーの面白さです。
たった一センチのテープを皮膚に方向性をもって毎日貼るだけで、
大学病院で治らなかった、顎の痛みも、口が開きにくいという方もその場から楽になるのも、
この反射を利用しています。
足をちょっと、ひろのば体操するだけでも、開口障害が良くなってしまうのも、
反射を使っているからです。
皮膚は、すべてつながっています。
唇は、皮膚と、内臓を分ける形状をしています。
腕の皮膚の反射を起こす場所を
僅かに方向性をもって触れるだけで
口が開きにくくなったり、開きやすくなったりします
もっと反射を利用すると
例えば、ある場所を指先で方向性をもって触れるだけで、
該当する場所の歯で噛み始めたり、
全く噛まなくなったり。。
これも一つの反射の実験で姿勢咬合のセミナーでは行います。
反射の異常は、姿勢に現れ、機能の異常として現れます。
口の中では、舌、頬粘膜の異常として現れますから、
当然歯並びに大きな影響を常に及ぼすのです。
反射の異常で口腔周囲でまず、眼に着くのが
唇の形状です。
なぜ、唇が荒れるのか。。
唇の皮膚の部分をなめてしまうと、粘膜ではありませんので荒れてしまいます。
口呼吸の最もわかりやすいのが、この唇の荒れです。
先回の写真でもありました、赤ちゃんのときの唇の反射
綿棒で唇を優しく触れるだけで。
唇を閉じるのです。つまり唇の反射が正常かどうかを見分けるトレーニングなのですが
この方法もこの反射が必要なくなるまで、この反射を潜在意識まで取り込む必要があるのです。
赤ちゃんのときのコントロールでは、数ヶ月間でこの反射で良い習慣が未来永劫潜在意識に植え込まれるのです。
原始反射が無くなる時期までに原始反射をしっかり使って子育てすることで
カラダの形状と機能を整えていくのです。その反射は、
皮膚反射を始めとして、様々な機能を行うのに必要な反射として残るのですが、
原始反射が、姿勢によってうまく使われないと、姿勢の時間の経過の問題が癖として
機能の異常として残ってしまい、歯並び、脊柱の湾曲、顔の形状に対しての呼吸、嚥下の異常として
重力の影響を大きく受けるようになってしまうのです。
成長という反射は、地球上で最も大きな力の重力に対しての負けないで成長する筋群
つまり抗重力筋を育てて、その筋群を支える骨を作り出し、方向性を与える脳を育てることにあるのです。
悪い姿勢は、その反射の問題をうまく使わない方向性のそれぞれの筋群の成長を【アンバランスでもいいよ】としてしまった脳の誤作動によるものです。
歯並びも、舌と、頬粘膜の動きの範囲がほとんど動かなくても良い物を食べる習慣とか、カラダが安定しない姿勢で、傾いて食べてもいいよ、楽なものだけ食べていればいいよという、機能を果たさない習慣を付けさせる脳誤作動によって恒常性が絶たれる状況が続いたから悪くなるのです。
大人になると反射を使っても機能が違ってきますので【時間による様々な筋肉、臓器の働きの変化によって構成された骨格まで】
様々な反射を使う姿勢反射を使って、姿勢を変えていき、
カラダの全部の動きのニュートラルを様々な姿勢で作り上げることが必要になってきます。
つまりかなりの意識をもって行う行動パターンそのものの改善が必要になってくるのです。
カラダの形、姿勢、態度は、すべて反射によって大きく左右され、その時間の経過によって変化するのです。
唇に戻ります。
リップクリーム塗っている人は、すべて口呼吸と言っても過言ではありません。
老人になると下唇が、ダレッと粘膜部分が出てきているのがわかります。
内臓機能の衰えと、後方重心になってしまって、寝たきりに一直線ということが
わかってきます。赤ちゃんとは成長という時間の質が全く違います。
反射を使った姿勢トレーニングは過酷になりますが、活きている間は確実に効果が出ます。
もちろん、老人もです。
唇ダラッは、もちろん、歯は無くなっているか、治療されて低くなっている状態ですから、
以前からフェイスブックで説明してきたように、
顎の間接は食い込んだ状態、つまり関節円板は、ほとんど消失、もしくはダメージを受け
受鞘である関節窩は、後方に凹んでいる状態、前方は消失に近い状態ということがわかってきます。
リップクリーム塗っている方は、ほとんど口呼吸。
そしてカラダグニャッ、姿勢が悪く、態度も悪いか、やる気が無い、笑い続けることができない
逆式呼吸、消化不良、疲れやすい、などなどの生活習慣病としての症状が現れているのです。
カラダの形。。反射と大きく関わっているのです。
もちろん、歯並びとも関わっているのです。
足の形状、手の形状、シワ。。
全部、反射機能と大きく関わっている形なのです。
額にボトックス注射をすると
怒りっぽかった人が怒れなくなるということはも解りますね。
反射なのです。