質問 マルケンピローで寝るとすぐにお腹が凹むのはなぜ。

下記のような
姿勢咬合受講の先生からのご質問がありました。
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連日、力強い投稿 日々勉強になります。ありがとうございます。
ひとつ質問なのですが、 マルケンピローについて。
マルケンピローで寝ることで 「お腹が柔らかくなる」のは、
頸椎や顎を引くポジションにより呼吸がしやすくなるのと、
もうひとつ 5つの隔膜のお話にありました

①口腔隔膜②後頭骨底③胸郭上口④横隔膜⑤骨盤隔膜
の連動により筋膜群が緩むことでお腹も緩むという認識でよいでしょうか?
実際今、スタッフ同士で試していて、
高さを合わせたマルケンピローに寝ると、直後すぐにお腹の張り感が変わるのは
隔膜の変化の方が影響が大きいと感じるのですが、その認識でよいでしょうか?
成木
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素晴らしいご質問だとおもいます。
実際に体験すると
マルケンピローは
高さの基準にも特徴があります。
二段階の手順で、高さと、気道の確保で
瞬時に、全身の血流、呼吸を
重力を逆利用する体の使い方に変えていきます。

姿勢は、抗重力筋、そして、コアリンクと言われる脊柱のS字カーブ
と、筋膜のリレーション、最近では、ファシアという言葉で、
筋膜を表しています。
今までのファシアに対してのトレーニングとは違い
日常の生活習慣で、このコアリンクと言われる呼吸と、嚥下の通り道を整え
ファシアの連動性、つまりファシアリレーションを姿勢で行うのが
姿勢咬合です。
姿勢に呼吸、嚥下、ファシアというずてに連動性をもたせ
姿勢に意味をもたせたのです。

咬合、口腔というユニットの問題も、
このコアリンクと、ファシアリレーションを
使った姿勢口腔教育で
今までの潜在意識に焼き付けられた
人間の行動パターンを変えていくことで

睡眠時という潜在意識で作り上げられた
行動パターンを変えていくという日常生活を顕在意識で
潜在意識を変えていくというトレーニング法なのですが

今まで方法は、顕在意識、つまり起きている間のトレーニングで
この潜在意識で作り上げられた行動パターンを変えていくという方法が取られていました。

姿勢咬合がつくりあげた行動パターンで潜在意識を変えていくという
顕在意識を利用した方法は、
全く今までと診断、パターンが逆なのです。

つまり今の潜在意識で創り上げられた何気ない
無意識レベルで常に行われている行動パターンに対して
その概念を顕在意識、意識レベルと言われるパターンに取り込んで行く方法なのです

それが姿勢咬合が提唱する姿勢口腔教育なのです。

日常の問題を姿勢から診断し
そのカタチを捉えて、全身の
息食動想環という方向性から
パターンを認識していきます。

その認識によって、
行動パターンを変換していく
動的平衡(細胞、原子レベルの方向性を創り上げ、時間の経過とともに、良い方向に変えていく方向性 )
と、その動的平衡によって、細胞レベル、原子レベルまで、方向性を持ち出して
改善されるときをデフォルト・モード・ネットワークの状態に入ったということで
その問題の解決する時期を
良方向の動的平衡への行動パターンを認識したとしたのです。

ファシア(筋膜)リレーションは抗重力筋に対してと
隔膜と言われる
5つの隔膜
(①口腔隔膜②後頭骨底③胸郭上口④横隔膜⑤骨盤隔膜 
が5つの隔膜という概念
抗重力筋が、重力線に対して軸をつくり、
回転方向という三次元的動きをさせるのに、隔膜という概念を取り入れて
この5つの隔膜の連動性、つまり隔膜リレーションと、抗重力筋の連動がファシアリレーション)
との関係を三次元的、呼吸、嚥下機能という時間の経過による
ファシアリレーションも使われて出来上がるのが、姿勢、態度、今の状態という
過去から創り上げられてきた姿勢

その姿勢の状態を診断するのが診断学としたら
それぞれの体の分野が、細分化され、それぞれの問題を解決するのに
それぞれの細分化された場所の問題の解決をしてきたに
過ぎないというのが、現代の医療
細分化とグローバル化で作りあげられた
診断、治療法なのです。

問題の解決を
息食動想環というそれぞれの分野を
【何度も書いていますが、まずはたった数分で命を落としてしまう呼吸姿勢の確保、今回のコロナウィルスでは、肺炎ですので、呼吸器系の問題まで入り込んでいる疾患です。

次に、食という分野は食べ物というものではなく、食べる姿勢、食べ方、も大きく関係するので日常生活で何を食べているのかということも大事ですが、大きさ、噛む回数なども関係し、飲み物のとり方、食事のどの時間で取り込むのかというのも問題になります。そこで、喉を診ていくのです。呼吸と嚥下の問題が喉に現れていますので、ワルダイエル咽頭輪というすべての疾患の問題がこの部分に現れる免疫力と呼吸、嚥下と言われる行動パターン、睡眠(ノンレム睡眠)にも関係している)にも関係している部分を診断します。

動と言われる行動パターンは、潜在意識、無意識と言われる示談ではどうしようもない過去からの経験によって作られる行動、言動を意味しています。姿勢口腔教育は、この部分を変えることで、良い方向に変えていきます。そのためにオーラルトレーナーという非日常的な行動パターンを日常に行ってもらうトレーニング器具として使います。普段使われていない筋群、嚥下、呼吸に関する思考を日常に無い行動パターンを持続して行っていただくことで、変えていきます。

想は、概念ですから、医療が治すという概念をなくして、示談と示談の家族の力で未来を変えていくという諦めから、希望の方向性に変えていく、ちょっと大変、辛いけど、未来の目標に向かって動的平衡を良い方向性に変えて、ある日突然、そのハードルを乗り越えるまで、つまりデフォルト・モード・ネットワークに動的への方向性がピタッとあってきたときに、言葉から、行動パターンから変わり始めるのです。

環は、環境、つまり比較してはいけない、比較三原則に基づいた考え方、過去の自分と親、そして周りの人々という概念です。自分と家族が悪ければヒトは同情し、慰め合います。負の方向性を人間は優しく説いてくれます。ときには良いのですが、毎回となると大変な人生を余儀なくされます。過去の自分。両親、友人、周りの同僚、会社の人々などと比較をしなくなると、自分が昨日より今日が、良くなったのか、悪くなったのかがわかりますが、比較するヒトがいるとその渦に飲み込まれてしまいます。】

連動させて、診断するのが
姿勢咬合の予防で治療を行うという
姿勢口腔教育なのです。

教育で予防ができる
歯ブラシの意味も
ブクブクうがい、ガラガラうがいの意味も
単独では、全く意味が無いのかもしれませんが
姿勢口腔教育と、全身と立つ、座る、歩く、走る、などの動的姿勢、
睡眠、座るという静的姿勢の改善と
トレーニングで日常生活を良い方向性に変えていくことで
それぞれのヒトにあった、日常生活でのトレーニングそのものが、
生活習慣になるのです。

その一つが、マルケンピローという
世界で唯一の自分の今にあった枕を作ることで
毎日の起きているときの日常生活が良い方向性なのか
それとも、病的な方向性なのかが
判断できるのです。

マルケンピローは、合った瞬間に呼吸と、嚥下が整います。
それも、上を向いて寝ることと大の字に寝れることで
毎日の生活習慣が良いのかどうかを見分けることができる
診断器具でもあるのです。

いわゆる、横を向いて寝ると呼吸ができるようになるという
次元の枕ではなく、人間の喉を作り、呼吸を作り、
睡眠(ノンレム睡眠)という人間でしかできない
レム睡眠(浅い睡眠で、夢を見る睡眠と言われますが、実際には眼振と言って普段の生活習慣で、顎が上がって目線が下がっている習慣での視野を上を向いて寝ると、頭位に向かって揃えようとする機能と、睡眠(ノンレム睡眠)を得ようとする葛藤の時間ですので、動物はほとんどの睡眠はレム睡眠で15時間寝ていたても5分と睡眠(ノンレム睡眠)がとれている時間は無いのです)
この睡眠(ノンレム睡眠)が獲得できる姿勢を姿勢口腔教育で創り上げた
マルケンピローの作り方は、
普段の生活習慣で、求めている姿勢と、呼吸、嚥下の姿勢を寝ているときに作り上げる
世界で唯一つの頭の形状、頭の硬さ、頭蓋の筋群と頸部の筋群に
十分な呼吸と嚥下の力を寝ている間につけさせる形なのです。

そのヒトの状態が変われば、高さもカタチも変わってくるのです。
呼吸と嚥下機能を寝ている間に整え
日常生活が睡眠(ノンレム睡眠)に入れるタイミングを作り上げるのにも
使えるのですが、
かわべ式姿勢咬合が、贈る
かわべ式のマルケンピローは、
他のかわべ式のマルケンシリーズとともに
こういった意味を持っているのです。

全てに意味をもたせて、
日常生活の静的、動的姿勢に意味をもたせた診断イコール
治療法という
マルケンピローの作り方も
かわべ式姿勢咬合が創り上げていく
姿勢口腔教育での教材に過ぎないのです。

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