歯周病で抜かなくてはならない歯においても、全身のコントロールが行われていれば、もたせる事は十分に可能です。
初診時の状態では、抜かなくてはならなかった歯が、20年以上たった今でも、1本も抜く事なく、しかも痛みや動きもなく残せている方々が大勢いらっしゃいます。
御自身の努力と、2週間?3ヶ月の当医院での定期的コントロール(期間はそれぞれの状態で異なります)の結果です。
義歯(入れ歯)の場合でも、1本でも多くの歯があれば、それだけ安定し、よく噛む事が出来る様になります。
全身の健康へ
口腔内の予防をする事は、全身の健康にもつながります。
口の中の細菌と全身疾患との関係は、最近TVや雑誌などでも取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。
脳梗塞、心筋梗塞も口の中の細菌が大きく影響していることがわかってきています。
また、妊娠トラブル(早産・流産など)にも関わっていると言われています。
糖尿病においては、歯周病の悪化が、糖尿病の悪化を招きます。
高齢者に多い誤嚥性肺炎も口の中をきれいにするだけで、かかりにくくなります。
この様に、さまざまな全身疾患との関係性がある口腔内細菌のコントロール(予防)は、笑顔で健康に過ごす上でとても大切であるといえます。